プレゼンテーション Zen
を読みました。
私はマッキントッシュのパワーポイントが発売された87年頃からマックを使っていました。何も自慢しているのでは無くいかにこれまで無策無能であったかを告白している訳ですが。
当時インターネットなどは無く金融関係のデータはWINが殆ど(全部)なのでいちいちテキストに変換して移して使っていましたが、文字化け等が多くて苦労したものでした。
WINにパワーポイントが販売されて以降もしばらくは、多分92年頃迄は日本語フォントが綺麗だと言うのと、米国では大学で安くMACを販売していた関係で、統計パッケージ(StatViewだったかな?)が豊富だと言うのが理由でした。
また当時はPCからプロジェクターで大画面に投影すると言う事が無く、ひたすら紙で印刷して配布すると言うのがパワーポイント活用の主流だったからだと思います。
ところがプロジェクターを使用するのが当たり前の最近(って10年以上経ってるけど)においても私も含めてパワーポイントの使用法は旧態依然としています。 つまり見せるでは無く読ませるになっています。海外のファンドのプレゼン等を見ましても本来のプレゼンテーションの目的を追求せず習慣で箇条書きを多様したり、コンプライアンス体制等を細かいチャートで図示したりする例が圧倒的に多いと感じます。
確かに見ていて眠りそうになるものが多いですよね。
ここで金融の特殊性であるから仕方無いとか考えてしまうときっと進歩と言うものは有り得ないのでしょう。この本を読んでいてそう思いました。 今からでも見る人の立場と目的意識を明確に持てば保守的な金融プレゼンにおいても少々のチャレンジはすべきだと考えるようになりました。簡単では無いでしょうが。
この本はプレゼンテーション資料の作成では無く、プレゼンテーションはどうすべきか?について書かれています。抽象論では無く具体的な指導書として書かれていますから難解だとかレベルが高いだとかそう言った心配は無用です。
著者は日本在住で私なんかよりも禅の本質や日本文化の持つ簡素の美だとかをしっかりと把握して実務に応用されています。特に彼のHPで紹介されているアップルのスティーブン・ジョブスのシンプルさとWindowsのビル・ゲイツの対比などは実に勉強になります。 Prezentation Zen Gates, Jobs, & the Zen aesthetic

単純であることは究極の洗練である。 レオナルド・ダ・ビンチ
豊富なグラフィックスが例示されいちいち納得してしまう内容です。 マンネリ化していたパワーポイント資料作成も少しばかり楽しみになったのが読後感です。
この本は手元に常備と言う本ではありませんし、値も張りますから予算の制約の有る場合借りれば良い本だと思います。著者には悪いけれど。
P.S.実はこれを読んだとは恥ずかしくてブログに書きたくはありませんでした。 それはブログのデザインを含め再考しなければこの本を読んだ意味が無いからです。
それは暫くご猶予を。












