2008年10月27日月曜日

081027 時価会計


そぞろ時価会計である。
銀行保有株買取も計画されていると報道されている。
大和生命の破綻もあってか、小川是・全国地方銀行協会会長は10月15日、中川昭一金融担当相との中小企業金融の円滑化に関する意見交換会で「時価会計の適用停止を先立って考えてほしい」と述べている。また第二地方銀行協会の横内龍三会長も、「相場の急落で有価証券運用に含み損や評価損が発生すると自己資本比率の低下になり、金融機関のリスクテイク能力に響く」とする趣旨の発言をしており、関係者の懸念は強い様相だ。
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杉田 庸子(すぎた ようこ)氏は米国在住の会計士で昨年から時価会計に関して国際的な視点から有用な情報を発信してきている。
今回のテーマは「金融危機、「時価会計凍結」の勘違い

要旨は、現在日本で議論されている時価会計の凍結などはどこの国でも議論などされておらず、現行の枠組みの中でどう評価するかと言う議論がなされているのだ。

企業会計基準委員会 プレスリリース 10月16日

一部報道で、企業会計基準委員会で時価会計一部凍結や金融商品の時価会計の適用の緩和を決定したかのような記事が出されていますが、憶測記事であります。昨日の第162回企業会計基準委員会での審議内容については、昨日公表した「金融資産の時価等の算定に関する実務上の取扱い(案)」及びプレス・リリース「時価評価とその算定を巡る会計基準等について」
 また、委員会での審議状況は、企業会計基準委員会Webcastの第162回企業会計基準委員会でご覧いただけます。
また、
10月23日、日本公認会計士協会は会長声明を発表し、「現在各国で公表されている各種取り扱いは時価会計そのものの凍結を容認した内容ではなく、流動性の著しく乏しい債券等の時価の算定等に係る取扱いについて、現在の基準の枠組みの中での対応が図られているものである」とし、時価評価を凍結することは、到底、賛同できないと考えているとの所信を公表し、時価会計凍結という誤解を解こうと働きかけている。
つまり、上場有価証券で、幅広く取引され公正価格である時価が明確な株式の時価評価を凍結しようと言う動きは世界では行われてはいない。と言う事だ。

ちゃりメモ 確信犯 or 単なるアホ
笑えます。

現代の財務諸表は多かれ少なかれ「見積もり」に基づいた「その時点で判明する最も確からしい評価額」で作られている。もちろん、どんなに緻密なモデルを用いて「公正価値」をはじき出したところで、1カ月後には全然違う金額で売れてしまうこともあるだろう。これが時価会計の限界だ。

 しかし、未来のことは誰にも分からない以上は、現時点で最も確からしい評価を行おう、というのが時価会計(公正価値会計)のアイデアである。その時点で一番確かな情報を投資家に提供しようという「良心」が、根本にある。

 取れる以上のレバレッジを張って会社を傾けた責任はうやむやにせず、時価会計の原則の下、きっちり把握すべきだ。経営者責任も問い、そのうえで必要であれば公的資金の注入を行い、金融安定化に努めるのが筋だろう。
ほとんど引用してしまったが、私自信報道に流されて妙に納得できない気持ちでいたが、すっきりした。 銀行の自己資本計算への手加減は別の問題で、時価会計の後退はやはり違和感があった。

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