2008年11月5日水曜日

景気のまとめ

米国大統領も決まり、株式市場が反発し、ついつい追いかけ過ぎになりがちだ。 景気見通しについてまとめておく。
日米欧主要先進3地域はリセッションもしくは、ほぼ近い状態になる。 早い見通しでも来年末、IMFでは2010年末迄がイメージされている。 新興国はデカップリングを唱える声はほぼ消滅したが、中国で9%程度の成長率を見込む等、元来の高い成長率から全体の下支えになると想定される。

インフレの脅威は後退したが、新興国の需要の伸びから食料品は大きくは下落せず、原油に関しても一部で50ドルの予想はあるが、供給コストが70~80ドル程度まで上昇している事からここから大きくは下がりにくい。

今回危機の震源地となった米国住宅価格は下落は続いているものの、下落の速度自体は低下傾向に入った。現在はむしろ下落の目立たなかった商業用不動産で、価格下落がニュース化されてくる。
今回は住宅価格から金融危機に進展、金融資産のデレバレッジによる価格下落を通じ、与信機能の低下から産業セクターに波及、特に米国金融機関の機能低下が世界的なドル不足を招き、極端な流動性、決済危機に発展した。今はこれらの対策が採られ絶望的な状況から回復したところだ。

ここからイメージされているリセッションの企業収益への影響を探る展開になる。

VIX指数は株式に対するプレミアムのメーターであり、(VIXが高いとPEは低くなる:多分に気分的であるが)、バルチックドライ指数は景気のメーターとして見ていきたい。 つまり今回の戻しはVIXつまり株式投資の不確実性の低下であり、売られ過ぎの解消であると言う事。 どこまで戻すかは難しいが、VIXの水準は通常より未だかなり高い。 戻りにつくのはそう言うギャンブルと言う事。

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