2008年11月15日土曜日

サントリー オールド



モルト・ウィスキーは好きだ。特にアイレーはどれでも好きだが、かと言ってキャンベル・タウンのスプリング・バンクも捨て難い。 ついでに正露丸の匂いも嫌いではない。しかしながらブレンデッド・ウィスキーはもっと好きかもしれない。

最近よく行く南青山のバーは、すぐ近くに老舗中の老舗、「Radio」があるにも関わらず下町の風情を程よく残し、ついウッカリとカラオケのリクエストでもしかねない勢いだが、喫茶店に「純喫茶」があるがごとく、「純バー」とでも言おうか、実はちゃんとしたショット・バーなのだそうだ。

こう言ったショット・バーでは、「山崎」はあっても「オールド」は置いていない。

昔オールドは2300円程したのだが、酒税法改正で今は定価でも1680円で買える。そのためキープ・ボトルするような店でも利幅のせいかあまり置いていない。

実は昨年アルコール度数を3度程上げ43度にし、キーモルトのシェリーカスクを強化したバージョンが売り出された。 もともとオールドは43度だったのだが、ライト&スムーズ・ブームで40度に落としていたのだ。 これはオールドだけでは無く、輸入のスコッチも同じだ。 マイルドセブン・ライトやバド・ライトと同じだ。テキーラ・ライトを見掛けなかっただけ良しとしなければいけない。

水温む弥生の頃、たまたまこれを飲む機会があり、なかなか美味な事から、件のバーの主にオールドを置くべくしつこく薦めていたのだが、これが頑固で中々置きやしない。 「うちはスナックではありません。」てな具合だ。

「安い酒飲みやがってこのケチな客が」とは言わないが、こちらも半分はその魂胆、「安くて旨けりゃ尚良し」だし、バーのお酒のバリュエーションとして世界に冠たる山崎蒸留所のブレンデッドも必要だろう。日本のウィスキーの歴史そのものだろう。 いまや日本のモルトもブレンデッドも世界の評価は高いのだ。Japanese Whisk(e)yなのだ。

この20年間、日本の株は下がりっぱなしだ、「バイ・アンド・ホールド」も「買うなら銘柄分散されたインデックス」も結果としてサッパリだ。「優良株が売られすぎ、買ってくれと泣いている」とおしゃってた名人もいたが、結局「投資家がもらい泣き」する事になってしまった。

されどである。なまじ官の援助が手薄な分、日本の文化は世界に花開いた。音楽、映画、芸術、食、そしてウィスキーだ。

まあそう言う事があって、ある日店に行くと件のバーの主、何処かでオールドを奨められて飲む機会があったらしく、すっかり感銘して、よせば良いのに、オールドに飽き足らず「角瓶」まで仕込んであったと言うのが冒頭のこの写真。

「角もなかなかいけますよ。」

何やこの店、ショット・バーのふりして、やっぱりスナックやったんや。

ちゃいますって!!



市況関連の方に、米国長期社債・国債スプレッドおよび小売売り上げのグラフがあります。

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