2008年11月19日水曜日

パニック or 理由無き熱狂の粛清?

今日もマンキュー教授のブログから、Johns Hopkinsのクリス・キャロル教授のスタディだ。

今から12年前、1996年、アラン・グリーンスパンFRB長官が”Irrational Exuberance:理由無き熱狂”と表現していた頃、キャンベルとシラー教授が割高を説明する為使用したメッソードで、グラハムの「10年間平均PERは将来のリターンを決める」と言うものだ。

キャロル教授は色々なものの周期が2,4,6年である事から、10年平均では無く、12年平均過去PERと12年間の年収益率を使用している。

Irratiobal Exuberanceから今年で12年経過したので、プロットしたのが下の図だ。横軸が実現PERの12年平均、縦軸がその後の12年間の年率収益率である。 データは1872年からでSP500と各種資料を繋いでいる。

これによると確かに1996年は異常にPERの高い時期であり、結果として12年間の収益率はほぼ0となっている。1996年より高いのは1929年だけである。
10月24日のPEは縦の線で、回帰分析線上のプロットでは今後12年間、年率で5から6%の期待リターンを持てるのだろうか? 今回の下落を「理由無き悲観」やパニックと呼ぶコメンテーターもいるがグラハムのPEでは真ん中なのだ。

どうも現場の人間にはアカデミックと言うかタームが長いかな。1996年からずっとお休みしている訳にも行きませんからね。 今のPEは将来どうにでもなると言う事を表している様にも見える。 しかし長期の資産形成においては、注目に値するでしょう。

0 件のコメント: