2008年12月29日月曜日

ジョーカー・ゲーム


書評で無く、本屋で目についたから買った本だ。 作者は「柳 広司」
大戦前の帝国陸軍、スパイ養成学校「D機関」が設定されている。
小説はテンポよく、ゴールデンタイムTVドラマの面白い番組を見ている感じだ。

巻末に「秘録陸軍中野学校」(新潮文庫)を参考にしてあります。と書いてある通り、陸軍中野学校の話だ。

私は大映映画、市川雷蔵主演の「陸軍中野学校シリーズ」で中野学校周辺の知識を固めてしまっているので、どうしても小説は映画との比較になりがちだが、カブル話もあり、抵抗感無く読めた。 とっても良い本だ。

しかしこうなると俄然映画の「陸軍中野学校」はお奨めの映画と言う事になる。 この小説を読んだのなら是非見て欲しい。 

ポイントは、
1.市川雷蔵のシュールな演技
2.帝国陸軍暗号解読班の実情
3.当時の大卒の若者達の考え方
4.日本にスパイ学校が実在した事実
5.何か問題があると、「今夜は飲め」で解決しようとする、今では到底受け入れられないが何故か懐かしい問題解決手法。

何故こんな事を書くかと言うと、ウェブ上で見つけた書評は全くのフィクションだと言う扱いをしているのが目立ったから。 勿論フィクションだが、中野学校も存在したと言う事。

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