2009年1月28日水曜日

BAD BANK 来週にも


NY引け後、米TVのCNBCでは銀行から不良債権を買い取り”バド・バンク”を設立する計画が煮詰まってきており、来週にも発表になると伝えている。
ここにおける問題はクルーグマン教授等も指摘するように、買取価格だ。 過去の日本でもそうであったように、不良債権額は明確になっていない。プライシングが困難な事は勿論だが、明確になると言う事は、債務超過が明確になる事にも繋がるからだ。

買取案では"Model-pricing mechanism"によってプライシングされるが、政府が最悪満期保有し、且つ安くファンディングする必要があるため、結局高い価格で買う事にならざるを得ない。 前回のTARPでは、銀行は優先株の発行によってキャピタルを調達したが不十分であった。引け後のマーケットで銀行株は上昇しているが、今回は普通株のイシューも当然視野にはいるだろうから、ダイリューションは充分に注意すべきだろう。 そんな株価ではないけれど。

昨日Mr.Doom事、ルービニ教授がチューリッヒでブルーンバーグのインタビューに答えて銀行問題に言及している。 彼はUS Finanacial lossは現状の3倍、$3.6兆ドルに及ぶと主張、銀行は一旦国有化し、2,3年後に再度民有化すべきと言っている。

GSのアナリストJan Hatziusの直近のレポートでは、Global Credit Lossesは$2.1兆円に達し、9750億ドルが引き当て済みだが、最悪の時期には未だ到達していないとしている。

いずれにせよ現段階では政府の不良債権購入の際の支払い方法等は未だ分かっていない。 ”Certificate of net worth"と言うキャピタルレベルに充当できる証券(紙切れ)で支払うともあるが、これは一体通貨の一種なのだろうか?  真偽は極めて疑わしいが”ブルーバック”と言う新ドル通貨の噂等もちらほらある中、ドルの問題は膨らんで行く。

逆説的には、世界が混乱して、他通貨に対して比較優位な間が色々と出来る限られたチャンスなのかもしれない。

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