2009年1月7日水曜日

ユース・バルジ


日経の経済教室は「危機を超えて-世界新秩序と日本>>3」とシリーズになっている。
昨日は村上龍氏で興味深い文章であったが、本日は東大の山内昌之教授だ。

西欧文明とイスラムの文化、宗教的対立と言う構図は、最近のテロやイスラエルによるガザ地区侵攻の原因として何となく納得してしまうが、今回は人口と言う切り口での話しである。

ユース・バルジとは(過剰なまでに多い若い世代)の意味で、戦闘に適した年齢の人口が職も無いままに無為に過ごしていると、ジハード(非イスリムへの侵略戦争を肯定する思想)と言う単純で力強い思想は強い喚起力を持つ事もあると言う話だ。(かなりはしょったが:本文読んで下さい)

今後10年間イスラム圏では膨大な新規学卒者が労働市場に流入し、大部分がそのまま失業者になる。ドバイなど好景気から労働力不足であった湾岸諸国でも自国の若者を優先雇用するに至り、今回の世界的不況が、ジハードに影響を及ぼす可能性が高い事を認識させられた。 つまり不景気はイスリムの爆発的な若者の人口増と相まってテロを増やすひとつの要因になる。

ガザ地区の紛争をよそに日本では、定額給付金で騒々しい。 米百表は一大ブームであったが、教訓を忘れたか? 今の1万2千円より、子供達の教育じゃなかったのか?

わが国においても、非正規労働者の比率が30%迄達し、世代会計の歪を認識できれば大きな動きもあるかも知れないが、情報操作されていれば何も気づかずに時が過ぎて行くだろう。 既存政党だけでは、民主主義の正常化は困難なのかもしれない。 さしずめジハードでは無く日本では「維新」か。

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