2009年2月19日木曜日

インキュベーション in NY city


アルコール依存症気味の閣僚の失態から政局は一見大きく動こうとしているようにも見える。緊急対策の必要性は充分に分るとして、日本に必要なのはワールドカップに惨敗したチームを立て直すがごとく世代間格差(チームの若返り)や教育のあり方(若手有望選手の育成)等グランドデザインを策定し直し、今後はこれで行きますと国民に問う事だろう。

その間にも世界は無慈悲に、まるで猛禽類が獲物を狙うが如く冷徹に時を刻んで行く。
IMFは世界経済成長率見通しを再度下方修正する。今年の世界経済成長率は11月には2.2.%の見通しだったが、1月には第2次大戦後最低の0.5%に下方修正、今回は0に近づくとしている。世界の成長が止まる。

レッセフェール(自由放任主義)の信奉者、前FRB長官のグリーンスパン氏は一部銀行の国有化は必要との見解を出した。 現在の市場の混沌の最初の出口は米国銀行システムの行方、国有化がきっかけにならざるを得ないだろう。 たとえそれが一時的な処方箋であっても。

そんな中、ブルムバーグの創始者である、ブルムバーグNY市長は、今回の金融危機で職を失った金融機関の人材をNY市に留める為に、支援プログラムを策定すべく政府に45億ドルの支出を求めている。 他の様々なプランと比較すると金額は驚くほど小さいが、元々人間が資本の産業であるからこの金額で充分とも言える訳だ。 別に資金繰りに困っている中小企業を支援するのでは無く、これはインキュベーションで、オフィス・スペース等も格安なサプライが考慮されている。

いずれこの産業が戻って来た時に中心になるのはNYで無ければならない。日本でも結構様々な中小企業支援プログラムがあるが、区役所に行って業種は金融ですと言うと窓口も用意してくれないだろう。

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