2009年3月2日月曜日

ランド  世界を支配した研究所


ランドの信条は「あらゆる問題は解決可能だから、合理主義に徹していれば解決方法が必ずみつかる。」

しかしこの合理的選択理論は、分かりきった事実を否定してる。
「協調、自己犠牲、禁欲は存在する」、「人々は愛し合い、必ずしも自分第一では無い」、「公正な選挙で国の指導者が選ばれれば、立候補者全員は納得する」、「選挙で選ばれた政治家は公益のために尽くす」、「結婚も組織も永続する」などだ。

筆者がエピローグを書いている2008年の時点で、合理的選択理論は合理的で無い。と書かざるを得ない事は、人は経済的な効用を最大化する為だけに行動しているのでは無いと言う、最近のベストセラーに共通のテーマを持たせている。

非常に読み易い訳で、CIA秘録などと併せて読まれる事をお勧めする。 勿論軍事オタクは必読だ。

市場はパッとしないが、米国の銀行に対するストレス・テストの方法論が気になる。 悪い結果が出るでは無く、出ない方にだ。 合理的では無い。
米国市場は事の重大さ、深刻さを感じ取っているような気がします。

しかし、ここのところのベストセラーの著者はマイノリティーが多い。 もっともこの本の主役ウォルステッターも当時としては、マイノリティーに近いとも言える。 アメリカは強い。

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