2009年3月12日木曜日

大阪ハムレット


ほんの最近迄、村上春樹を全く読んでいなかったのだけれど、今年に入って「ノルウェーの森」を読んで以降、すっかり嵌ってしまって、殆ど麻薬中毒患者のように自分でもコントロールがきかず次から次と読もうとするので、自分に縛りをかける事にした。

経済書もしくは専門書1冊読めば、村上春樹を一冊読んでも良いと言うルールだ。

それでもグレート・ギャツビーまで読み終わってしまい、この先どうすれば良いか心配な毎日だ。


クルーグマン博士らの主張する米国不動産バブルの原因を米国の経常赤字の対極の中国や日本などの貯蓄余剰からくる経常黒字とする考えにくみせず。

変な言い方だな。 要は中国など成長国の国内投資先不足からくる金余りがアメリカに流れたせいだと考えず、金融業界に対する規制の不充分さが規律の無い商品組成と高いレバレッジをもたらした事が原因であると言う考えを彼は持っている。 これはIMFの考え方でもある。

特に目新しい知識が取得できると言う書物では無く、淡々とデータを追っていく。

各国の分析や、データの出典等、きめ細かくカバーされており、何か書き物の必要性に迫られた時には有力な助っ人になってくれる本だと言えるのではないかな?


もうひとつ、本日発売だったのだけれど、2007年に手塚治虫賞を受賞した1.2.の続編、大阪ハムレット 3
漫画週刊誌を読まなくなったので、漫画アクションで再開していた事に気づかなかったが、これは本当にお奨めする。 このせいでどこかの国家元首のようにはならないから安心して。

ご存知の方も多いとは思うし、ネット上でも話題になっているが今月の文芸春秋には村上春樹のイスラエルでの文学賞受賞時の彼自身の話が載っている。 ネット上では国際的なプレゼンスと言う意味で中川元外務大臣との対比でよく語られているようだ。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

村上春樹
タイムリーというより、いいですねー。
「もしぼくらのことばがウイスキーであったなら」の
アイラ島シングルモルト聖地巡礼とアイリィッシュパブ紀行エッセイ。
「アンダーグラウンド」の立花隆を彷彿させる迫真の取材は、ジャーナリスト域を超えていました。
「心臓を貫かれて」が翻訳者としての興味よりもカポーティがどうあっても「冷血」を作家として完結させなければならなかったか?
それが、無縁でない証であったこと。
「遠い太鼓」では、ギリシャ・イタリアを3年かけて旅しながら、「ノルウェイの森」「ダンス・ダンス・ダンス」を完成。この旅行記に登場する人、食事、酒、ホテル、イタ車(もちろんマニュアル)などが最高で、ついつい読み返してしまいます。ペーパーバックっぽいところも気に入ってますけど。
時間ができたら一読いかがでしょうか?
最後にブレッソンが、カポーティのTシャツポートレイトを撮っているのですが、村上氏もかつて、そんな格好を好んで写真に写ってました。
僕は、無関係でないと思ってます。

Porco さんのコメント...

匿名さん、有難う御座います。
とても参考になりました。
しばらく行けそうです。

取りあえず短編を買ってきました。