2009年4月12日日曜日

米クレジット・ユニオンのポート


CalculatedRiskにアメリカのクレジット・ユニオン(信用組合)の内、閉鎖された2つの組合、U.S. Central ($340億ドル)、WestCorp($230億ドル)のポートフォリオのレーティング変化が取り上げられていた。
 
クレジット・ユニオンはアメリカ独特の制度で、NCUA(National Union Asministration)によって監督されており、収益を追及する組織では無く互助会的な地域金融機関であるため免税の法人だ。 上記2つの規模は約2~3兆円規模なので、ちょうど日本の上位地銀のレベルだ。 またNCUA全体で4,480億ドル:約50兆円、第2地銀が61兆円規模なので比較対象としては適当ではないがイメージとして同じサイズだ。

僕もクレジット・ユニオンについては明確な知識が無かったので調べてみると、農林金融に分かり易いレポートがあった。

これが直接的に大手銀行のポートフォリオに当てはまるとかそう言った訳ではないが、一例として何が起こっているのかを感覚的に受け止めるのは参考になると思う。


U.S Central
左が購入時のレーティングで、右が2月23日時点でのレーティング、保守的に格付け機関の内一番低いレーティングを使用。 右の円グラフのNon-Investtment Grade(投資不適格)の内訳が下の円グラフ。



WestCorp



NCUAレポートから。

クレジット・ユニオンを運営上の性格から購入時のポートフォリオを見ても、非常に保守的な運用をしているのが分かる。

WestCorpの場合AAAのかなりの部分がサブプライムよりちょっとましなAlt-AとOption ARMsをバックにしたメザニン債だったそうだ。 CRによるとこれらのポートの購入時期は2006年から2007年、既に住宅バブル崩壊の兆しのあった頃だそうだ。

週明けの相場は中長期ならシーゲル教授の言う通り、割安かもしれないが、短期的にはやはりチキンレースだと思う。

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