2009年4月21日火曜日

優先株の普通株転換  米銀


昨日はターナー・ラジオ・ネットワークと言うターナーとは関係の無いブログでストレステストの結果19行中、16行が実質的に破綻しているとの噂が流れた。

このブログ、「FREE SPEECH, NO MATTER WHO DOESN`T LIKE IT」とサブタイトルがついているが、この手のブログ発のニュースに動揺する程、TARP、P-PIP等財務省の政策に対する疑念が市場に燃えかすと言うよりも未だ赤々と燃えているのだろう。

そもそも、金融機関経営者、一部従業員の高額ボーナスに対するやっかみから世論は銀行救済に対してそれが景気回復に必要不可欠と理解していても、いちゃもんを付けたいところだった。 つまり議会通過を伴う予算処置は困難であった事から、民間資金を使うP-PIPと言うレバレッジで発生した問題にレバレッジを持って解決すると言う、毒をもって毒を制す手段に至った訳だ。 実質は予算処置が無いだけで、FDICによる保証、スキーム成功時のリターンの配分、失敗時の負担は誰?と言う面では税金を使う事に変わりは無い。 しかしながらTARP資金は残り1000億ドル程度しかないので苦肉の策ってやつだ。。

一方で、経済学者達から強く出ていた「一時国有化、後民営化」は、今となっても釈然(私は)としないまま劣勢となっている。

今回AIGに300億ドルが追加投入された、これもワラントを含む優先株を財務省向けに発行する形だ。正確に言うと300億ドルマイナス幹部に支払われたボーナス1億6500万ドルの298億3500万ドルだそうで、念の入った事だが、国有化し無い事と位置的にどこにあるのか理解しかねる。

ストレステスト後のキャピタル不足に、優先株の普通株転換で凌ごうと言う記事が19日のNYTに出て、クルーグマン教授らの反発を買っている。


君が色々と借金をして事業を始めたとする、もちろん自分のお金もいくばくかつぎ込む。 実際自分のお金の一部は母親から借りたものだったりするが、他のお金を貸してくれた人はそんな事は気にしない。返済時には自分達が優先されるのに決まっているからだ。

その内に事業が回らなくなり、君の弁済能力は怪しくなってきて、事業の継続が困難になってきた。 君がすべき事は、借りている金を返せますと示さなくてはならない事だ。

そこで母親から借りていた金を株に転換すると言うの(債権者に宣言する)は何等かの助けになるだろうか?
なる訳はない、何故なら母親は元々他の債権者に借金を返してからでなければ自分は返してもらえないからだ。

母親との契約関係の変更は他の債権者の返済される見通しとは何の関係も無い。

この場合TARPがお母さんだ。

まあ少し違うのは母親は大株主になったところで事業をコントロールしようとはしない事と母親の資金は限られている事。

この問題のポイントは普通株転換しても多分追加の資金が必要な事に変わりは無く、議会は簡単には応じないと言う点だろう。

もたもたする間に市場(+実体経済)は大きな影響を受ける可能性がある。

これもデジャブかな?


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