2009年5月17日日曜日

映画の見方


映画の楽しみ方は人それぞれ、小説もそうであるように、若い頃に観るのと歳を経てから観るのとでは捉え方が大きく違う事がある。
またいつまで経っても同じ感動を呉れるものもある。

山崎元さんが「王様の耳はロバの耳」でGWに見た映画の話を書いておられ、コメントが賑わっていたが人それぞれ。 僕も昔からフェイントに弱いほうなのでついコメントを入れてしまった。  内角高めで胸をのけぞらせて外角低めにスローカーブなんて、昔から恥ずかしいぐらいに簡単に空振りしてしまう。

以前NYに長い間駐在をしていた時にどうしても出張が多く、大体が東京かロンドン、たまに香港かシンガポールだったので、飛行機にはいっぱい乗った。

飛行機では寝れない性なので映画館に一度も行かずに年に50~60本は映画を観ていた。

今はよく映画館に足を運ぶが、それでも飽き足らずに、DVDをせっせと集めては昔の空白を埋めるような作業をしてる。  世の中にあるものを全部観れる訳では無いからね。
今はアマゾンで中古で本来なら入手しにくいはずの物も安く買えるのでとても重宝していると言うわけだ。

最近はBilly Wilderの10巻セットを安く買い楽しんでいるが、大型TVで観るよりはPCで観る事の方が多くなった。  何故かと言うと、地名とかが出てくると気になってしょうがないので、取り合えずGoogle Mapで確かめてからみたいな鑑賞の仕方をしているからだ。

例えば「シャーロック・ホームズの冒険」ではネス湖の周辺、インバネスの辺りの古城が出てくる。 すると古城が気になってしょうがないのだ。  映画にはロンドン発インバネス行きの19世紀も終わり頃の寝台車と2等車が登場するが、そうすると英国の19世紀末の鉄道事情が気になると言う具合で、本当に映画を楽しんでいるのかすら疑問になってきてしまう。 従って僕にとってgoogleに煩わさせられる事の無い映画館で映画を観るイベントはとても大切な時間となるのだ。

若い頃と歳を取ってからでは経験値から先入観の入り方も大きく異なってしまうが、Googleで事前の知識を持ちすぎるのも問題だ。  明日は「天使と悪魔」を観に行くが、主演のトム・ハンクスは事前の予習はしないでくれと言っている。

でも僕は小説なんかとっくに読んでしまったし、地図も調べたし、バチカンもスイス傭兵もイルミナティもwikiでそれに関連するものもGoogleしてしまったし、これは原作が「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の影響を受けていると思っているし、 第一、映画の公式サイトはなんだ。 予習しろとばかりに、情報を押し付けているではないか。

と言う訳で少々気の重い週末だ。

ちなみに「おっぱいバレー」をシネコンに観にいってチケットを購入する時は、こんな僕でも恥ずかしかったのだけれど、こう言う時は男性の店員が良いなと思っていると大体ラインの一番綺麗な女の子に当たってしまったりする。「おっぱいバレー下さい」と言ったら、なんら悪びれずに「はい、おっぱいですね」と言われた。 それはまるで盲腸の手術の時に陰毛を剃る看護婦さんのように無表情だった。 そこには軽蔑もなければ尊敬も無い。  しかしほんのちょっと考えてみれば何百、何千人にチケットを売るのにいちいち恥ずかしがっていられる訳が無いだろうと映画を観ながら大人の気持ちで少しばかり反省した。  サブプライムもそうやって売っていったのかもしれない。

それはともかく、おっぱいバレーはとても面白かった。

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