2009年5月9日土曜日

グラスの縁から


グラスの縁から 東 理夫

日経土曜日の夕刊に2002年から毎週連載されていたコラムを、主にアメリカをテーマにした物だけを集め、すこし手直ししたエッセー集で、偶然見つけたのだけれど、どうやら発売仕立のようだ。

僕は実は今年になって夕刊を取るのを止めたのだけれど、残念ながらこれほどのエッセーに7年間も気付いていなかったと言うのは=「怠け者+夕刊はあまり読まない」なのだろう。モッタイナイ事をした。


この本はお酒とバーと映画とハードボイルド小説とアメリカだ。
 
お酒のエッセーとなるとどうしても、ハイランド地方のどうのこうのと細かい銘柄や、押し付けがましい薀蓄。どこのバーが何年創業でどうしたとか、どうしてもそんな風にになり勝ちなのだが、このエッセーはそんなところが微塵もない。 スコッチはスコッチで、ジンはどうやらジンで、その楽しみ方のみに重きがおかれている。

僕もいっぱしの酒飲みのつもりであったけれど、自身の浅学さに反省と言うよりは、むしろ「よし飲むぞ」と言う前向きな気持ちにさせてくれる一品でした。

おかげさまで映画も小説も見なくてはならないリストがまた貯まってしまった。

この本、カクテルで言えば残念ながら著者のお好きなマティーニでは無く、ミント・ジュレップだろうか、読後感が大層爽やかだ。

話は変わって、

今日メール配信された村上龍、JMMの冷泉彰彦氏、『from 911/USAレポート』第408回「金融危機と心理戦」 はストレステストにいたる一連のオバマ政権の動きを実に説得力を持って解説して下さっている。 
 
 クレジット・カードの与信締め上げは3月にピークを打った等の感触はなかなか得られなかった。ここまでの政策を思い起こすに、政治の技術とでも言おうか、みくびってはいかんなと、僕もオバマ政権に一票と言う気持ちにさせられた。 「アメリカに対して決して弱気になってはいけない。」と言うJPモルガンの息子達に伝えた言葉をもう一度思い出させられた。  

少し見方が変わりそうだ。

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