2009年5月27日水曜日

Information cascade 情報カスケード


新聞の紙面がスポーツや株価など日々の情報に多くを割くのは当然の事だ。日々情報に変化があるからだ。 従って投資家は日々のニュースに心理的な影響を受けてしまう。 朝ジム北川さんのVIDEOを見て「今日はダメだな」とか思ってしまう。でも後場から切返してきたりする。

ケースシラー指数は最悪の記録を更新中であるのに昨日の市場は消費者信頼感指数を選んでSP500は上昇した。

ある大きな事件が発生して株式市場に影響を与える事はある。しかし今回の暴落に関しては、米国住宅市場下落、信用市場崩壊、米国の過剰消費、などそれぞれが連鎖しているが、決定的にこれと情報を特定できる訳ではないし、あの日あのニュースが全てであったと言う訳でもない。

住宅市場の下落は2006年に既に始まっていた訳だし、ケースシラー指数にこれほど注目が集まるようになったのは後の事だ。

ニュースや色々な情報が連鎖を起こし、「人々の関心の連なり」が、とあるニュースをして市場の大幅下落のきっかけとするような事をシラー教授は「情報カスケード」あるいは「関心カスケード」と呼んでいる。


下に挙げている本達は、独断と偏見で選んであるが、市場の大きな流れに影響を及ぼしてきた、あるいはもちろん、これは後になって振り返ってみればであるが、影響していたんだなと言うような本のつもりだ。

何かの情報に反応する時、そこまで蓄積された情報と連鎖反応を起こすのであればこれらの本の影響は大きいかと思う。投資家の心理の底に着々と「仕込み」をしていたのだろう。

もうひとつ興味があったのは、日本語版出版までの日数ギャップだ。 もちろん現地での販売実績、版権等様々な要因があると思う。

The World is Curved David M. Smickは当時日本橋丸善の洋書で、ベストセラーになっていたが、日本の市場周りでは聞かれない本だ。



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