2009年6月7日日曜日

ディオゲネス


紀元前400年頃のギリシャ、ソクラテスの孫弟子にあたるディオゲネスは犬のようなと言う意味でキュニコス派(犬儒派)と呼ばれる。キュニコスは皮肉屋、冷笑家の意味を含むようになり、「シニカル」の語源ともなる。 キュニコス派は何も物を持たず、犬のようにいつでも好きな場所でごはんを食べ、性行為をして眠る。住まいは樽で、食物は物乞いであった。

ある男が自分の家の戸口に「悪漢入るべからず」と書き付けていたら、「ではあなたはどうやって入るのか?」と皮肉るし、権力者の下で豪華に暮らしている家臣たちを見て、「あれは不幸の代表だろう。昼飯も夕飯も自分の食べたい時に食べられず親分のスケジュールに合わせなければならない。」と言ったそうだ。

年寄りになっても一向に手を緩めないディオゲネスに「もう年を取ってきたんだから肩の力を抜けば」と言う人もいたが、「君は長距離ランナーがゴール間近を一生懸命に走っていても同じ事を言うのか?」と返した。

この人はポリス単位で構成された当時の社会においてコスモポリタンと言う言葉を始めて使ったそうで、講談社学術文庫から哲学者ディオゲネス -世界市民の原像- (講談社学術文庫)と言う本が出ている。


何故古代ギリシャなの? と言うと、最近海外小説や勿論金融の本等を読むにつけ、ギリシャ神話の神々やギリシャ哲学の話がキーワードになっている事がよくある。 悲しいかな世界史をまともにやらず、哲学にも暗い身、以前は適当に流していたのだが、いちいちwikiで調べるのも面倒だし、どうにもフラストレーションが溜まるので、何か良い本はないものかと日本橋丸善を物色していたらこんな本がみつかりましたよ。と言う話だ。

古代ギリシアがんちく図鑑 芝崎みゆき 画・文


最初は漫画っぽいので楽かなと思ったけれど、結局興味を持たされてしまうので、他の本も買うハメになる。 が、とりあえずの「なんちゃってギリシャ」と言う感じで、読了以降ギリシャ絡みは怖くない。 

もともとはギリシャ旅行をする人の予備知識用に書かれている本のようだが、ギリシャ絡みの教養でお悩みの方には応急処置としておすすめです。

実はこれシリーズ2作目で1作目は「古代エジプトうんちく図鑑」だそうだが取りあえず今の僕には必要がなさそうだ。



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