2009年6月15日月曜日

BRICs 首脳会談


BRICs4カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国)は16日にロシア、エカテリンブルグで始めての首脳会議を開く
2003年にゴールドマンからBRICsに関するレポートが出されて以来、先進国に対峙する新興国と言う形でひとつの勢力として名乗りを挙げた訳だ。

ロイターによるとアジェンダは、1)世界的な金融危機への対応策、2)米ドルに代わる基軸通貨、3)準備通貨、4)G20の政策、5)世界の金融システム改革、6)食糧安全保障、7)エネルギー安全保障、8)核不拡散問題、9)気候変動問題――など と全般当たり障りはないが、2)の機軸通貨のところが先進諸国としては関心の高いところだろう。

ロシアとしては積極的であるが、既に米国債券の大口保有者である中国としては急激な変化を好まず準備通貨としての漸進的なドル地位の低下を模索したい。 基軸通貨移行で各国の利害が必ずしも一致することはありえないだろうが、10日の日経の記事「IMF発行の債券、中ロが最大5.8兆円引き受け」にあるように未だ少額と言えどもSDR建て債券の引き受けが今後広がりを見せる可能性も高い。 想定されている米国中心世界からの脱却が通貨という側面でゆっくりと始まっているのかもしれない。

趨勢的な流れはドル安かもしれないが、いまだ燻る世界的な資産価格下落への不安から一時的にドルが買い戻される局面も見られるだろう。 そのあたりの判断は今後一層難しくなりそうだ。

0 件のコメント: