2009年6月17日水曜日

The Wrestler  レスラー


WWFと言えば世界自然保護基金がすっかり定着してしまったけれど、僕にとってWWFと言えばWorld Wrestling Federationが正であった。 2001年には自然保護基金に訴えられて今はWWE,(EはエンターテイメントのE)になってしまった。 まあ「しょうがない」の代表みたいなものだ。

WWFがかつて一番輝いていたのはハルク・ホーガンらの活躍した1980年代後半で、レッスル・マニアと言う1大イベントを毎年行なっていたっけ。

ホーガンは別格で、それよりマッチョマン・ランディ・サベージと言うヒールが何故かミス・エリザベスと言う美人セコンドをいつも侍らせていたのを懐かしく思い出す。 プロレスはそれほど好きと言う訳でも無かったし、その後も熱心なファンと言う訳では無かったが、この80年代後半のアメリカのレスリングは一般人を夢中にさせる一大ブームだったのだ。 そう言えばレッスルマニアⅢのビデオがどこか段ボール奥に未だに眠っていると思う。

天才レスラー三沢が神に召され、ベイ・エリア在住町山智浩アメリカ日記ではミッキー・ロークの映画「レスラー」の話。おまけにブルース・スプリングスティーンによる主題歌の訳詞。 これはもう即見に行く以外に選択肢が無い。と言う事で見てきた。

あらすじは訳詞を見れば充分だ。 映画はわくわくと興奮させられ、目を背けたくなり、悲しくなり、温かくなり。 もし祖母の遺言で「年に2本しか映画を見てはいけない」人がいらっしゃってどれを選ぶか悩んでいるなら、即見るべし。 もう1本は年末に向けてキープしておこう。 もう2本見てしまった人はアメリカの銀行みたいに決算期をずらそう。(一応金融ブログみたいなので)  小説や他のメディアでは表現できない映画がそこにはある。 R15だから15歳以下はダメだし、精神年齢15歳以下もやめておいた方が良い。

wikiによると、この映画、最初はニコラス・ケイジを主演にとプロモートされたが、ダーレン・アロノフスキー監督が不良中年ミッキー・ロークにスティック。お陰で制作費は6百万ドル(6億円)に押さえられたのだそうだ。 同時期のブラピのベンジャミン・バトンが1億6千万ドル(160億円)だから3.75%の予算で出来た映画だ。しかも封切時の映画館はたったの4館しかなかったのだそうだ。

IMDbのレーティングでも相当高い点が与えられている。

プロレス・ファンは他のお客様の迷惑になるので声を出して泣かないように注意して欲しいものだ。

ヴェネツィアでのミッキーローク。 18年間一緒の愛犬ロキちゃんと。
チョイ悪オヤジなんて段では無い。誰かネクタイぐらい締めてやれよ。


第65回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞
第66回ゴールデングローブ賞主演男優賞 (ドラマ部門)、歌曲賞
第81回アカデミー賞主演男優賞、助演女優賞ノミネート

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