2009年7月13日月曜日

市場新聞社


米国ではかつての名門新聞、シカゴ・トリビューン紙やロサンゼルス・タイムズ紙を擁するトリビューン社が倒産した。
またその他の新聞社も存亡が危惧されている状態で、テレビ・ラジオをも含めた既存メディアの凋落ぶりが目立っている。

今週の日経ビジネス、失敗した経営者の独白記事「敗軍の将、兵を語る」では5月1日に廃刊となったかつての兜町証券三大紙、市場新聞社が取り上げられている。

ピークはNTT上場時の1987年、発行部数は10万部を誇ったそうだ。 発行部数の60%は証券会社がセールスの販売資料用に購入していたものだ。 

ネット証券の隆盛、デイトレーダー化(チャート中心)
ネットによる情報の無料化
インサイダー取引も含めた情報開示の規制強化(耳寄り情報)などで取材も思うように出来なくなり、

直近では発行部数8000部にまで低下していたそうだ。

ネットからの攻勢に対してサイト上で購読申し込みのサービスを行ったが、新規購読者は1件も得られなかったとの話は象徴的だ。

古き良き兜町への憧憬と共に、またひとつの時代が終わっていく。

証券業界は洋の東西問わず、昔から新し物好きだ。
効率的な物に容赦無く取って代られる。

本文中にも「昔は記者(証券記者)を10年やれば1軒の家が建つと言われた」とあるように、提灯記事を書いたり、悪いニュースを飲み込んだり、特別な情報があったりしたのだろう。

面白い記事でした。

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