2009年7月12日日曜日

週末雑感 090712


先週はPIMCOが色々と情報を発信している。

当初1兆ドル規模と言われたPPIPに計画の設計が不透明な事を理由に撤退の意思を表明し、PPIP自体が400億ドルと小粒になり、形骸化と報じられている。


米国大手銀行は3月以降に1000億ドルの資本調達をしているが、不良債権処理は? と言う将来に不安を残す事になった。

またPIMCOのエラドリアン氏は7月8日のFTアルファビルへの投稿を通じて、「2月に決定した7870億ドルの景気対策は不十分であり、第2弾の対策の準備を提案している。



SP500週足

日本では国内貯蓄の減少に伴って財政のリスクプレミアムが高まる事を予見しつつも(長期金利の上昇)、暫くの間は景気低迷(潜在成長率の一段の低下)およびデフレによって国債投資に旨みがあると述べている。


日経平均週足

PIMCOがいつも正しいわけではないが、先週のGSの豪ドルに対する見方の変更等も考慮すると、ここまでのどん底からの回復期待は一巡し、もう一度底を見にいく展開が起こる可能性は高まってきたと考えるべきだろう。

原油価格 週足

また一方で中国。
先週からダイヤモンド・オンラインで野口悠紀夫氏が指摘を続けている事だが、中国政府発表のGDPデータの信頼性について、成長率のデータと電力消費データの矛盾等からの指摘等、話の出発点がWSJの複数の記事等から出ている。 (下記本文参照)


これは彼のユニークな見解では無く、ある種のコンセンサスが醸成されていく過程である可能性が高い。


7月10日のFT氏では(JPpress) 貸し出し競争に走る中国の銀行 (危機下で威力を発揮する共産党支配)が記事となり、無理な刺激策にはそのツケが廻ってくる事を指摘している。

上海総合指数 週足



下のグラフはSHIBOR3ヶ月物の金利水準と上海総合指数の推移である。
いかにブレーキを踏んだり、開放したりが明確かと言う事だ。
ここのところ僅かに上昇気味である。

SHIBOR 3Mと上海総合指数

先週までは突っ込みも浅いだろうと考えていたが、少し警戒感を増やしておく必要がありそうだ。


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