2009年7月1日水曜日

UMM DMM ケース・シラー


ケース・シラー指数の開発者ロバート・シラー教授は同指数下落率に著しい改善が見られたとブルンバーグ等にコメントしている。
同時に30日から同指数(Composit 10)の変化率に連動する上場証券の取引が開始された。
関連サイト Macro Market

ケース・シラー指数は今や最もポピュラーな米国住宅指数であるが、月次データである上に6月30日に4月分が発表されるように2ヶ月のラグを持っている。

同商品は
マクロシェアーズ・メジャー・メトロ・ハウ ジング・アップ(UMM) 19.60
マクロシェアーズ・メジャー・メトロ・ハウジング・ ダウン(DMM) 30.90

強気、弱気2方向の2種類から出来ており、変化率に対して3倍の倍率を持っているそうだ。

つまり同指数本体が発表される以前に毎日相場によって価格が形成され、住宅価格に対する投資家の思惑が反映される。

ブラックショールズ・モデルはオプション価格形成や市場拡大に大きな影響を与えたが、それが出来る以前からオプション価格は適正に価格形成されていたのは市場の価格発見能力を物語っているとよく言われる。  そう言う観点からこの指数も住宅価格動向を占う上で注目されべき指数だ。

発行元のMacro Market社にはシラー教授がCo-founderとして参加している。  本日の比較的強気のコメントも、同商品ローンチの喜びのバイアスが掛かっているかも知れないし、上場時のご祝儀の側面もありそうだ。

同商品は当然ながらケース・シラー10都市のポートフォリオをフル・リプリケートする訳には行かないので、ブルとベアの間にUS短期証券でデポジット(賭け金)を積み上げておいて、それの取り合いをする事になる。

同商品の開始時の参照指数は162.17, 企画上の参照レンジは108.11から216.23だ。

米住宅価格の下落率、4月に「著しく改善」-エール大のシラー教授

 6月30日(ブルームバーグ):米エール大学のロバート・シラ ー教授は、4月に米住宅価格の「下落率に著しい改善」が見られたと 述べた。また、この日から取引が開始されたS&P/ケース・シラー 住宅価格指数に連動するETF(上場投資信託)は、投資家が米住宅 市場は底入れが近づいているとみていることを示唆していると指摘し た。
  S&P/ケース・シラー住宅価格指数の共同開発者としても知ら れるシラー教授は、30日のブルームバーグラジオとのインタビューで、 「現在、価格下落は終わりと考えられつつある」と述べ、「マーケッ トは、低下の終了を予測している」と説明した。
全米20都市を対象にした4月のS&P/ケース・シラー住宅価 格指数は前年同月比で18.1%低下と、下落率がエコノミスト予想中央 値(18.6%低下)を下回り、米住宅市場が最悪期を脱しつつあること を裏付ける新たな兆候となった。

  シラー教授はブルームバーグテレビジョンとの別のインタビュー で、「住宅価格は安定しつつあるように思う。下落は続かないだろ う」と述べる一方、投機的な市場の「予想は難しい」が、「急反発が 見られるという楽観的な見方はしていない」と言明した。
  同教授はまた、ETFのマクロシェアーズ・メジャー・メトロ・ ハウジング・インデックスは、投資家の住宅価格下落に関するリスク ヘッジを助けることから、将来の住宅市場の混乱回避に寄与する可能 性があると述べた。
  30日に上場したS&P/ケース・シラー住宅価格指数(米主要 10都市指数)に連動するマクロシェアーズ・メジャー・メトロ・ハウ ジング・アップの終値は19.60ドル。一方、住宅価格の下落を見込ん だ投資家が買うマクロシェアーズ・メジャー・メトロ・ハウジング・ ダウンは30.90ドルで引けた。

1 件のコメント:

伝わる履歴書 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!