2009年8月2日日曜日

090802 週末雑感


日経平均は大きく切り返した。
一目均衡表では一旦雲の中に沈み下限に触れる前に大きく雲を上抜けると言う強い形になった。

チャートはクリックで大きくなる。

週足でみると11,000円の窓が空いているので、形としてはもう少しはあるだろう。

相場観としてまだ弱気が多いのは、

1.中国の復活がどうもあやしい、数字が作られている。銀行の融資拡大で投機資金が増えた。バブル警戒から引き締めに転じたのではないか?等々だろう。
2.根本にあるのは米国不動産市況がケース・シラーが底を打とうともそれほど簡単には回復しないだろう。従って銀行の不良債権問題もくすぶっている。
3.失業統計が悪化しているのに、個人消費主体の米国経済が簡単に回復する訳がない。

概ねこう言った理由となる。

一方で時間的なものがある。 上記のような理由で成程不安要素は継続して相場の頭を抑える事になるのだろう。
しかし、もう少し目先の現実で、つまり日本国内の経済指標で、例えば先週発表になった6月の鉱工業生産指数と在庫指数の動向を眺めてみよう。

鉱工業生産指数自体はどこでも見れるであろうから、主な業種別に見ていく。

鉄鋼の在庫指数のブレは元々大きくは無いが、現在の在庫指数の位置はかなり低い。
一方で極端な生産調整からこの先、2ヶ月、第2Qも戻りが想定されている。
つまり回復基調に水をさす数値は少なくとも2ヶ月程は経済指標から発表される可能性は低いと考えられる。

不安を具体化するのは中国で何かあった時となるが、それも目先は想定しにくい。それほどこの問題が沸騰しているわけでは無い。


自動車の極端な在庫調整は派遣切り等に形を変え社会問題化したが、結果としてホンダ、日産が黒字化するなど、企業自身の力でコストカットによる経営努力が成されている。 TVCMでもしつこいくらい宣伝されているように、政府による購買支援の影響が暫く続と考えて置く方が普通の考え方だろう。

この水準でショートに入る相場ではなくなったと考えている。
つまり秋口から回復と言う意見が多いが、逆になるかもしれないし、そんな先迄は今のところ読めない。
取り合えず11,000まではついて行こう。基本は弱気。腰引け。

しかしバブル後の在庫の積みあがり方は振り返ると凄いものがある。結局2003年ごろまで過大な在庫調整期間が長期にわたって続く事になり、失われた15年を形成していく。  今回は急激な出荷減によって在庫調整がなされている。  当時の3つの過剰は(設備、不良債権、雇用)であったが、雇用問題が大きなリスク・ファクターとなる。

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元データ  経済産業省 統計




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