2009年8月3日月曜日

日銀 金融市場レポート


半年に一度の日本銀行の金融市場レポートが出ている。



内容はコンパクトでバイアスが無く、妙な市販の解説本を読むよりははるかに面白いし、グラフやデータも豊富だ。

特に株式のところでは株価上昇時と下落時のボラティリティの非対称性、つまり同じ株価変動でも株価下落時にはボラが高くなるのは何故?と言う話、(市場はVIXが下がれば安心する。)を取り扱ったり。  CDS市場でも本邦市場の株式との相関や流動性不足によるビッド・アスク・スプレッドの国際比較など、基礎的なデータ(基礎的なのに知らない事が多い)を提供してくれている。

例えば株価とCDSプレミアムの相関関係

(レポート本文より)

全般としては、まだまだ落ち着いたと言う状態に近いと言う至極真っ当な状況報告となっている。
国際比較では英国の窮状が際立っている。

目次
要旨 1

Ⅰ.国際金融市場におけるリスク・アペタイトの回復と世界経済の脆弱性 4
1.金融経済環境を巡る不確実性の変化 4
BOX1 リスク・アペタイトの回復の背景
2.中央銀行や政府による政策対応 12
BOX2 流動性危機と中央銀行による流動性供給:協調の失敗と協調の促進
3.バランスシート調整の継続 23
BOX3 国際資金取引の動きからみた信用循環
Ⅱ.2009 年上期の本邦金融市場の動向
―― 市場環境の改善と神経質な展開 ――

1.短期金融市場 36
BOX4 企業金融支援措置の政策効果:CP発行レートに対する影響
2.国債市場 42
3.株式市場 45
BOX5 株価のボラティリティとレバレッジ効果
4.クレジット市場 49
BOX6 社債市場の流動性の計測
BOX7 CDSの市場流動性の順循環性:株価とCDSプレミアムの相関
5.外国為替市場 57
Ⅲ.金融資本市場の今後の展望 61

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