2009年9月15日火曜日

オバマ大統領の金融規制改革案



OMB(米国行政管理予算局)は、先月25日、今後10年間の連邦財政赤字を9兆ドルと見積もった。これは5月の時点では7兆ドルであったものが増加した金額だ。

大統領が優先する法案の第一は、ヘルスケア改革であり、これに関しては約1兆ドルかかると推計されているが、上記の赤字見積もりには計算されていない。
ネットや新聞で報道されていたが、この医療改革制度に関しては、コスト増や国家体制としての社会主義化に対する反対が強いようで、各地の民主党議員のミーティングでの反対意見や、あるいは今週には入ってのワシントンにおける大規模なデモなどを通じて報道されている。 とりあえず9日の強い議会演説で持ち直してはいるものの、本日15日が上院での超党派案作成期限となり調整の同行が注目されるところだ。

法案優先順位2番目は温暖化対策法案。 下院では可決済みではあるが、上院での法案が注目される中、1ヶ月程度結論は持ち越されそうだ。

そして3番目がこの金融規制改革案だ。 中心人物である、ドット上院銀行委員長はこれまでも体調不良の故ケネディ議員を助けてヘルスケア改革を手助けしてきたが、これからはどう法案へのコミットが増えるのではないかと考えられている。

そう言う事情+来週のピッツバーグでの金融サミットもあってオバマ大統領の金融規制改革案の年内承認の呼びかけと言う演説となったと言う訳だ。

ここでもうひとつ大きな問題は予算の問題だ。

MHJによると米国債発行の法的上限額は現在12兆1千億ドルであるが、このペースで行くと来月半ばには発行総額がこの上限に届いてしまいそうなのだ。  現在でも週に300億ドルのペースで増加中であるそうだ。

こう言った話を見ていると、もちろんリーマン・ショックは注目されるものだがが、昨年9月29日のNY市場は緊急経済安定化法案を否決し、(-)777ドル大幅安を出した事も思い出される。

そうした事へ予防的な意味もこの演説には含まれているのだろうか。 ある意味あの日の下げはリーマン・ショックより大きかったような気がする。


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