2009年9月30日水曜日

ケース・シラー


と言う訳でたまにはケース・シラー指数。 昨日発表です。グラフ類は総てcalculatedrisk.


昨日の米国市場はケース・シラー住宅指数は良かったけれど、9月の消費者信頼感指数は53.1で前月の54.5から予想外に低下した(ロイター)と言う材料で。 今まで遅行指数と軽く見ていた雇用統計が少し気になり始めたのと、今週は木、金と憂鬱な材料が結構ありそうなので、株式市場はちょっと足踏みをしたと見ています。

憂鬱な材料とは先ず自動車販売。 新車買い替え支援策。これはご存知のように13年以上経過した中古車を売れば新車を買うのに補助が出るという(日本のエコカー制度みたいなやつ)が8月で終わり、別に特典の無くなったその後の台数になるので、悪いと知りつつも悪材料となり易いと言う訳。

後は建設支出、個人所得、雇用統計。 ここまでも株式市場のバリュエーションの理由付けはよく判らないところだから少々の調整にも理屈は必要ない。 コンセンサスが醸成されれば良い。

と言う訳でセンチメントはあまり良くない。

ケース・シラー指数  切返しに入っていますね。あるいは、底打ちましたね。と捉える。


これはプライス トゥ レント レシオと言って借りた場合と買った場合の比較指数です。
元々は別の住宅指数であるOFHEOで計算していたものをCS指数で計算したものです。ググれば直ぐに判ります。

想定家賃(OER from BLS:労働統計局)の何倍で家が買えるかと言う比率なので、倍率が上がれば家の価格が高いと考える。 2000年=1で計算されている。

要するに随分落ち着きましたね。 と見ます。

これは例の銀行の保有資産を評価するストレス・テスト時のオバマ政権チームの想定住宅価格です。
赤い破線が通常シナリオ。 青い線が最悪シナリオ。

当初心配されてましたが、通常シナリオより上を行ってますのでこれだけ見れば住宅価格は順調と言えます。

こんなに順調なのに何でイマイチノリが悪いのか?

これは今や政府の完全庇護下にあり、ココ発行の債券が世界にばら撒かれているファニーメイの債務者の支払い延滞率のグラフです。 投資用マンションとかではなく標準家庭です。


OptionARM 支払い条件変更と言うか支払い金利のいきなり上がるローンなどこれからの課題も多く住宅価格上昇を素直に捉える状況では無いのです。アメリカ観察日記参考。

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