2009年11月12日木曜日

年金制度の体系  年金②


今確定拠出年金の事を調べております。

年金を専門とする人以外で年金について関った事のある方はご存知かもしれませんが非常に込入っております。 

かく言う私も年金から株式発注を頂戴した事はありますが中身には詳しくありません。間違い等があれば是非ご指摘下さい。

実は馴れるとそうでも無いし、日本は酷いなどと思ってアメリカなんかを見るとあちらも相当複雑にできております。一旦何かで制度を始めてしまうと受給権を持つ人が出てきてしまうし、税金面でどこかを優遇するとバランスの関係で他の部分もいじらなければならないなどなど簡単にスクラップ&ビルドとは行かないようです。

一般に日本のシステムを説明するのに使われる図は以下のようなものです。
これは企業年金連合会の図で私が見つけた中では尤も分かり易い図のひとつです。
(クリックすると大きくなります。)

よく3階建てとか言いますが、国民年金が1階、厚生年金、共済年金、国民年金基金が2階に相当します。その他が3階ですが4階部分なんてのもあります。
ここで判り難いのが、

国民年金(1階)と国民年金基金(2階)
厚生年金(2階)と厚生年金基金(3階)

同じような名前で基金がつくと1階あがります。実は英語にすると分かり易い。

公務員の共済年金は明治8年の太政官達 陸海軍軍人恩給制度以来のものです。
厚生年金は前回紹介した「退職積み立て金及び退職手当法」が1944年に戦時中の国庫収入を増やす目的で組み替えられたものが現在まで続いています。
国民年金は1959年と後からできたのですが、その後に厚生年金や共済年金の基礎部分を国民年金として取り込む事で全体をカバーして1階部分となっております。



上の図は判りやすくするために抽象化しているので、実際のバランスは異なります。
加入者数で幅(あくまで幅)を取ると以下のようになります。(英語にしてみました。)milは単位で100万人

全くイメージが違ってしまいますよね。
役所や会社に勤めていないと年金はとても手薄です。 自営が農家や商家ばかりの時代は結構ですが、非正規雇用者が増加している今日この状態を放置しておくと結局国民負担となって返って来る事は簡単に想像できます。

実は他にも農業年金や細かい部分(例えば重なり合う部分)とかがあり、これでも不正確な図なのであります。

ここで赤い点線で囲ってあるのが確定拠出年金:Defined Contribution Fund で省略してDCと呼ばれます。

DCはご存知のように、個人型と企業型の2つがあります。


これは加入資格がある人のうちどのくらいの人が加入しているか?の比率で本年3月末の数字です。
個人型(左)は約2000万人のユニバースから9万人だけ、企業型(右)は3500万人のうち270万人が加入していますが、企業型はどんどん増えている最中です、

適格年金は廃止が決まっていますので、企業は制度変更をしなければばらない逼迫した状態なのですがその話は次回にしたいと思います。

今回は確定拠出の加入者はまだまだ少ないよ。と言う事で。

注:例えば個人型のユニバースを2000万人としましたが、実際には未納者や免除者、さらには国民年金基金と合算した金額制限があるのですが、ざっくりとした話にしてあります。


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いつもためになる情報ありがとうございます。勉強させていただいてます。

Porco さんのコメント...

コメント有難う御座います。