2010年3月1日月曜日

日本株は上がるのか? ⑨ 米国期待収益率


実は違う事をやろうとしていましたら、以前日本株で計算したヒストリカルな期待収益率と同ものが米国のデータでできまして、これはこれで参考になるので、ひとつのエントリーとしておきました。

データはシラー教授のHPからです。

SP コンポジットの月次データを年次に変換し、配当を年末に受け取り再投資したとしてトータル・リターンを計算しました。
税金取引コストは考慮していません。 データ期間は1870年12月からですので、約140年におよびます。

年次収益率の単純算術平均収益率は年率 7.16%。
幾何収益率は年率 5.69%となりました。

これらを、(1+r)^140してみましょう。

日本株で試したのと同じように算術平均は大幅に現実の指数を上回っています。
グラフ化しておきます。


グラフを見ておわかりのように140年間の長いチャートで見ると浮き沈みはありますが、ある程度安定した右肩上がりであるのが分かります。


下のグラフは同様の幾何平均収益率の計算を時系列でした場合のグラフです。何年頃は期待収益率が何%であったか?がわかります。



こうして米国市場を見ると、株式の長期期待収益率を推定する時には5%前後で見積もって良いかなと思いますよね。
ただし、一般に英国から米国への覇権交替は第1時大戦後であると言う見方もあれば1800年代後半の英国の不景気の時代から始まっていたと言う見方もありますから、もしかしたらこの時期の米国は、米国の一番良い時期だけ選別してあるのかもしれません。  もちろんこれ以上にデータは入手出来ない訳ですが。  さらに米国は本土内が一度も戦火にまみえる事がなかった稀有な国の一つである事も念頭においておかなけでればなりません。

続く、

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