2010年3月7日日曜日

シミュレーション ⑦ バッフェット


今朝届いた日経ヴェリタス 3月7日~13日号は「バフェット80歳 新境地」と題してバークシャーの特集記事が1面を飾っています。有名な「バフェットからの手紙」の読みどころなど、結構良く出来た記事なので、バフェットファンは見逃せないところでしょう。レオス・キャピタルの藤野さんもコメントを寄せております。

当ブログでは、シュミレーションで使用した幾何収益率などデータ面からバークシャーを見てみましょう。

データはYahoo USAから、比較対象のトータル・リターン・インデックスとしてMSCI USAのスタンダードコア指数を選びました。配当再投資の大型中型株指数です。

バークシャーにはBRK-Aと個人投資家用に単価を落としたBRK-Bがありますが、ここでは90年からデータの取れるA株を対象に分析します。有り難い事にバフェット本人は配当の無い株は嫌いですが、バークシャーは無配当ですからこれがそっくりトータル・リターンとなります。


先ず取得した2銘柄のデータの数値をバークシャーの方に揃えて視覚的に見やすくしておきます。
1990年1月からのスケールを揃えたグラフです。この時点で凄いですね。


かなりアウトパーフォームしているのが簡単に分かります。

ここで仮定として90年代後半のバッフェット・ブームですっかり熱くなって思わず高値に飛びついた投資家がいるとしてその後彼はどうなったのか? 98年6月を起点とする両者の比較が次のグラフです。

ご存知のように理解できない物は投資しないとITブームに背を向け2000年までは厳しい状況下にいましたから、98年に飛び乗った投資家は辛い思いをしたはずですが、ブームの終焉と共に追いつき今ではその差を拡大中です。 時に今回の暴落時にはキチンと仕込んだようで、戻しの速度には大きな差が見られますね。

ここで幾何収益率を計算して期待収益率を考えてみましょう。
バークシャーとMSCIUSAの1990年を起点とする幾何収益率の時系列のグラフです。
グリーンの線が両者のスプレッドですが、5%前後で安定してきています。
バークシャーは株価そのものですから、運用報酬とかその他の経費とか一切込です。株式委託売買手数料がコストですね。さらに日々流動性を持つ上に途中での配当課税がありませんから、スペックとしては申し分が無い。


ここで得られた期待収益率を5年先まで延ばすと。
バークシャー 14.83%
MSCI USA  8.68%

対数グラフで見ると。
全くもってランダムウォーク理論を虚しくしてしまう継続的なパーフォーマンスですね。

最後に1万回シミュレーターに入力してて5年後の分布を見てみましょう



確率的に上からも下からも半分の位置にある中央値はバークシャーは5年後に倍。 MSCIは1.5倍
バークシャーは最頻値でさえ59%の収益となっています。

もちろんこれらは「今までの傾向が続くならば。」の話しですけれど。

バフェット氏の凄さがわかりますね。


最後のシミュレーターはファィルサイズが大きすぎてグーグル・ドキュメンツにはアップできませんでした。今後工夫してみます。

続く、



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