2010年4月28日水曜日

ギリシャの公務員デモ


3月にユーロで起こっている事と言うエントリーを書きましたが、 その時のユーロ/ドルのチャートをアップデートしておきます。1ユーロ=1.3174ドル

ユーロの問題は金融政策が共通であるのに、財政政策が国別に採られると言う点です。

本来であるならば、ギリシャの財政破綻懸念は、通貨が売られたり切り下げによって対処されます。結果インフレが起こり、ユーロ圏でのギリシャ国民の購買力が低下、ギリシャ通貨での借金は目減りしますから住宅ローンで借金しているギリシャ人も国内では問題が少ないのです。 公務員給与もギリシャ通貨建てならば財政再建策で多少は給料を減らされても痛みはそれほどでは無いでしょう。

ところが今回は通貨がユーロのまま、切り下げが出来ない分、あたかも自国通貨の切り下げが行われたように総てが目減りする必要があるのです。
したがって今回のPIIGSの問題は、財政支援もさる事ながら、ギリシャ国民が収入を減らし、尚且つ目減りしないユーロ建ての借金に耐える必要があります。

ポイントは生活レベルの低下を容認できるか?
ギリシャは労働人口の4分の1が公務員です。


 緊縮財政を余儀無くされたギリシャでは、政府が打ち出した増税や公務員の賃金削減などに反対する労働者の大規模なデモが行われました。
 ギリシャ最大の公務員組合のデモが始まりました。ボーナスの大幅カットなどに一斉に反発しています。
 財政危機に喘ぐギリシャ。国際社会から支援を受けるため、政府が打ち出した財政健全化計画が市民生活に影響を与え始めています。
 「ガソリン代が上がって運送代がかさむ。何とか値上げを我慢しているんだ」(小売店経営者)
 食料品や酒、ガソリンなどが軒並み増税され、さらに労働人口の4分の1を占めるといわれる公務員は、ボーナスや手当てが大幅にカットされました。その不満が、デモやストライキになって現れています。
 アテネ郊外の市役所に勤めるサヴォプロスさん。小学校の教員の妻との収入はボーナスの3割カット。管理職手当てのカットで年間40万円減りました。さらに政府が追加対策を打ち出せば、年間100万円のカットになるといいます。
 「生活が破たんしないようにみんなタバコや外出、休暇を控え始めている。住宅ローンが払えなくなったら、車や自宅が押収されてしまう」(市役所勤務のサヴォプロスさん)
 増税に加え、収入の減少に苦しむギリシャの人々。同じように財政赤字と巨額の債務を抱える日本にとって、決して他人事ではありません。(28日05:33)


VIX指数が急上昇しています。 今まで米国市場は企業収益の好調さから不思議なぐらいユーロには無頓着でしたが今回は意識し始めました。 一方でケース・シラー指数やコンファレンス・ボード消費者信頼感指数は好調です。

上海は以前から怪しいですが、下に切れそうです。


こうしたチャートはStockChart.comで無料で見れます。

0 件のコメント: