2010年5月7日金曜日

週末雑感 100507


アルゴリズム取引の影響かあるいは誤発注なのか未だ原因ははっきりしていませんが、NY市場でのザラ場安値は株式投資家の肝を冷やした事は間違いないでしょう。
ここは買い場かどうかは色々と意見があるのでしょうが、ギリシャに端を発する問題も昨日のインターバンク・レートの上昇から直近は欧州債務危機と言う表現が増えています。PIIGSの破綻がEU圏内にとどまらず世界の銀行ポートフォリオの時価評価を悪化させ金融引締と同様の効果を及ぼし成長力を阻害するとの懸念を持つのは当然でしょう。

さらに最近は世界の金融市場の相関が高いことから、最近のBRICKS周辺の株価が頭打ちであった事も不安感を増幅させていますし、原油価格との相関による資源国マネー撤退への不安など、自国市場だけ無事と考えるのは合理的ではありません。

企業収益のファンダメンタルスは良好だからパニックの間に押し目を拾おうと言う考えもあるのでしょうが、企業収益予想の根底にある各国国家の成長予測に今回の出来事がいよいよ影響を及ぼしてくるのであれば、少し様子見を決めようと言う考え方にたどり着くと思います。

週末はエコノミスト・ストラテジストがもう一度「ニューノーマル」な世界について考えを及ぼすのでは無いでしょうか。 ボトムアップ個別企業収益予想は遅行します。

De-leveraging 過剰借金体質からの脱却
De-globalization グローバリゼーションの逆行
Re-regulation 規制強化

先進国で政府や中央銀行のとった緊急避難的処置、つまり民間の借金を政府が肩代わりした行為はDe-leveragingとは相反する行為でした。  出口を失くした政府が今のギリシャ、緊急避難処置の副作用です。  そして協調をいやがるドイツ。 MBSを1兆4000億ドル抱えた米国。 ロゴフが何か発言しそうですね。 急激な下げが続くとは思いませんが、切り返すかどうかは微妙です。

ユーロドルチャート


「株式市場の暴落が広く一般に予期されている場合は暴落はおこらない、何故ならば、買い控え懸念が市場に浸透するからだ。」と言う見方は1907年のウォール街暴落以降通用しなくなっている。



0 件のコメント: