2010年5月23日日曜日

週末雑感 Re-regulation


ニュー・ノーマルな世界のDDR

De-leveraging 債務の整理
De-globalization グローバリゼーションの後退
Re-regulation 規制緩和の再規制

先週世界の市場を騒がせたのは、Re-regulation

1。EU財務理事会

2。ドイツ連邦金融監督庁

3。米国規制改革法案






1。EU財務理事会

18日、ヘッジファンドの活動やその従業員の報酬を制限する方針を決定 代替投資ファンド運用者(AIFM)指令案

  • ヘッジファンド、PE等を認可制に、検査・監督を義務付け
  • レバレッジ等情報開示を義務付け、レバレッジの制限
  • 最低資本金を12.5万ユーロとする自己資本規制
  • EU域外の第3国に籍をおくファンドにもEU並の規制
  
EU圏のヘッジファンドの8割が本拠をおくイギリスはもちろん反対です。最低資本金の上昇と検査・監督コストが上昇、マン・グループとか大手には朗報。 小型ファンドは域外脱出の傾向が強くなるでしょう。
FT紙では”むしろ、「ラインラント」なるストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)を通じて債務担保証券(CDO)のお祭り騒ぎに興じ、揚げ句の果てに事実上破綻したIKBドイツ産業銀行のような銀行こそ責めて然るべきだった。しかし、ドイツがドイツ国内の産業銀行や地方銀行を監視するようEU当局に要請したという話を、筆者は寡聞にして知らない。”と皮肉っています。 



2。ドイツ連邦金融監督庁

18日、
  • ソブリン債クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のネイキッド・ショートの禁止、ユーロ圏16カ国の国債およびドイツ金融株の空売り禁止
  • 19日から2011/3末まで

いつの日も市場に対する規制強化と言うのは評判がよくないものです。現物を持っていない投資家のショート(ネイキッド・ショート)の禁止は”持ち”かどうかの確認が難しい。 結局ずるい奴には屁でもありません。それにドイツにいなければ規制は関係無い訳だから、ドイツにいる真面目な投資家は突然不利になってしまいます。 それにしてもこのやり方にドイツ連邦らしい知性が感じられ無いことに不安を感じる投資家の方が多かったでしょう。 EU内でも事前根回しが無かった事でブーイングが出ました。


3。米国規制改革法案、上院可決

20日、大手金融機関に対する監視や消費者保護の強化、デリバティブ(金融派生商品)規制などが柱。 ボルカールールの採決が行われなかったので、金融業の収益懸念に対する極端な警戒感は解けました。

このニュースとは無関係ですがボルカー・ルールを簡潔にまとめたもの。 日本経済研究所



週末、リュック・ベッソン制作、ピエール・モレル監督の映画「パリより愛を込めて」を見ました。このコンビの前作「96時間」がとても良かったので行きましたが期待どおりでした。どちらも舞台はパリです。

映画館は土曜日の夕方にもかかわらず空席が目立ちました。アリスとか他に大作が多かったからかもしれません。 主演はジョン・トラボルタ。 本当に良い役者ですね。 リュック・ベッソンを見たことの無い人は一度観ておく事をお奨めします。 娯楽映画として緊張感の継続は第1級です。

これは米国のCIAの要人警護、テロ対策チームの話しですが、これに出てくる米国国務長官がヒラリーならぬ、なんとメルケルそっくり。 わざとやってますね。 多分。

この映画のサイトのトリビアは面白いですよ。

そうそう。 帰りにクォーターパウンダー買ってしまいました。


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