2010年11月22日月曜日

缶入りハイボール


僕の経験でしか無いが、アメリカでもイギリスでも水割りが欲しければ「Scotch and Water」、アイリッシュ・バーだと氷も入って出てくるが、ホテルのバーだと「with Ice」をつけた方が無難だったりする。

昔ニューヨークでは銘柄指定しなければスコッチとはDewersだったが、最近は銘柄を聞いてくる。考えるのが面倒だから「ジョニー・ブラック」っていつも言うことにしている。

日本で言う「ハイボール」は「Scotch and soda」でこれは普通に氷を入れてくる。
wikiの英語版でHighballを見ていたら昔はアメリカでも普通にハイボールと言っていたらしい。そう言えば僕は海外のバーで「ハイボール」とオーダーしたことは無かった。

ハイボールは安いウィスキーに向いていると勘違いしている人もいるが、そんな事は無い。ソーダが香りを立たせるのでレア物のウィスキーで鑑賞したり批評を書くのならともかく、ソーダ割りは高いウィスキーにもとってもよくマッチするのだ。

だからと言ってピート香の強いアイレーなんかをソーダ割りにするとなれない人には厳しいかもしれないが、僕はラガヴーリンの16年をソーダで割ったりするのは結構好みだ。ドクター・ペッパーが嫌いじゃない人にはわりとお奨めなのだ。

何年か前に京橋の初めて連れていってもらったバーでメーカーズ・マークのゴールド・トップがバック・バーにあったのでソーダ割を頼んだところ、「お客さん、お願いしますよ」と断られた事があった。
僕はそういったバーで揉め事は好まないのでしょうがないので水割りで妥協した事がある。バーマンの気持ちはとってもよくわかる。「良い酒はストレートで飲んでください」 そうだよね。ゴールド・トップはとっても美味しいバーボンだ。

でもポール・ジローをソーダで割って、レモン・ピールをディップさせると物凄く美味しいくなったりするんだよ。


最近缶入ハイボールの種類が増えてきた。

元々サントリーで白角、オールド、リザーブと缶入りの水割りは発売されていたけれど、角のハイボールで一気にブーム火がついたのだろう。
今では居酒屋でも角のハイボールはジョッキでサービスされるようになった。サントリーじゃ角ハイが売れすぎて角瓶用のモルトが不足してしまったソーダ。小雪のCMも影響したんだろうな。

そこで今サントリーとしてはトリス・ハイに客を誘導(ナッジ)しているんだろう。でもトリスは昔のトリスではなく確実に質感が上がった。きっとモルトの比率を上げたに違いない。

最近ニッカからピュア・モルト竹鶴12年の缶入りソーダ割りが発売されたんだけれど、これは美味しい。ボトルを1本買わなくても良いのがとってもイイじゃないか。できれば色々なものを飲みたいからね。
お酒の世界もファット・テールな多品種少量生産なマーケティング手法が認識されてきたのかもしれない。

昔から芋焼酎なんかをお湯割りにするときには事前に水で割ってサーバーで寝かせたりする。それを黒じょかで飲ませるのだが、これは焼酎と水が馴染むのに時間が必要だという事だ。
缶入りハイボールがおいしいのは多分酒とソーダ水が芋焼酎のように馴染んでいるからではないかと推測しているんだが、どうだろう?

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