2011年5月16日月曜日

原子力保安隊 妄想系

僕は「団塊の世代」よりは若いのだけれど、鉄腕アトムや鉄人28号の記憶はちゃんと残っている。ウルトラマンの科学特別捜査隊なんてのもあった。
これは国際科学警察機構の下部組織でパリに本部があり、日本支部の隊員はたったの5名しかいなかったようだがウルトラQで活躍した一ノ谷博士が日本支部を立ち上げたそうだから歴史は古い。因みに科学特別捜査隊の緊急電話番号は999だが、日本ではともかく外国ではやたらとダイヤルを回さない方がいい。プッシュしない方がいい。

いきなり話がそれてしまったが、僕が言いたいのは理科系出身の菅首相始めとしてこの世代の人達は「科学のこころ」があったのでは無いかということなのだ。ファィマン物理学、ボーアの量子論を読みケプラーに憧れ宇宙やロボットに思いを馳せた世代でもあったのじゃありませんか?ということなのだ。

アントノフ An-225


福島原発の現場で危険で苛酷な状況で働く人、放射能汚染で避難している人がいる現状で不謹慎かもしれないが僕はこの災難を機に「日本の力」、「科学技術力」を総結集するようなプロジェクトがあっても良いのではないかと妄想するのだ。どうせイヤになるほど組織を立ち上げてしまったのだから今更もうひとつぐらい作ったってどうってことあるまい。

組織の名前は「原子力事故対策特別技術装備本部」でも「原子力保安隊」でも何でも良いのだが、科学特別捜査隊みたいにカッコ良いのが理想だろう。モラールも高く維持できるようにする必要がある。これは積極的に現在ある技術力を結集し具体的な装備を充実させていこうとする組織である。

具体的には、現在必要と思われるロボットや特殊車両類を調達する。
例えば、汚染された発電所内で放射能を計測したり、状況をカメラでモニターし遠隔地から目視できるロボット。あるいは電気ケーブルを配線したり排水作業の為に簡易なパイプの配管ができるロボット。バルブを手動開放する必要があるときのバルブを回すロボット。バルブ側の形状もこれを想定して新規には設計し直すと良いかもしれない。ホンダのASIMO君もいるしラジコンの大型産業用ヘリなんかは既に商品化されているのだから計測機器との連携でもっと使い途はあるはずだ。

特殊車両では汚染された瓦礫の撤去用ラジコンブルドーザー、汚染時間を極力短縮する為の作業員搬送用特殊車両。ロボット類をサポートする電源車、有人の支援車。などなど。現場からの意見を吸い上げ仕様決めて募集する。

東芝や空想科学会社IHI、三菱重工、日立、三菱電機、コマツ、トヨタ、ホンダ、コントローラーで任天堂だってありかもしれない。あるいは中小企業の中にもそういった会社は沢山あるだろう。福島原発は時間がかかりそうだから今からでも充分に役に立つ。コマツで製造中の大型キャタピラーを発注主に頼んで流用させて貰っても良いではないか。あるいはもう既に調達は始まっているかもしれないが、組織を一元化して大胆に予算を付けるべきなのだ。堤防をコチコチと作っているよりも急を要するし現実的なのである。

そうして福島が収まった後には、ノウハウを生かし、こうした機器類を整備しツールを駆使する部隊を自衛隊でもよし、保安院でもよし「原子力保安隊」として普段から準備しておくのだ。国内外に原発はいくつもある。いざと言う時には機材一式をアントノフにでも載せて世界中に派遣できる体制にしておく。
 基礎技術は既に出来ているのだからそれほどの予算はかからないだろう。むしろ少々の予算はかかってしかるべきだ。この手の科学技術に対する具体的な出費は必ず元が取れる。と思う。防衛費に一部乗せてもいい。「日本の科学技術」を駆使した原子力保安隊。よっぽど世界平和に貢献できると思うのだ。


「がんばろうニッポン」も良いけれど、「負けるなニッポン」
火山列島に住み着きこれまで自然に打ち勝ってきた先人に負けてはいけないのだ。


もっともそんな妄想の前に現在の現場を何とかしなくてはいけないのだけれども。

0 件のコメント: