2011年6月8日水曜日

雑草という草はない


よそ様のブログの話で恐縮なのですが、とっても面白いブログがあったので紹介しておきましょう。
それは「凡人は歴史に学ぶ」というブログです。多分僕のブログなどよりは余程メジャーなブログなんでしょうが興味深い記事がいくつかありましたので僭越ながら。

それはこのブログの中で「あの人の言葉」というタグのものです。
青字で引用させて頂きます。

昭和天皇
 ご旅行先で、案内役の安倍晋太郎農相と、
 「ここから先は雑草です」
 「雑草という草はない」

昭和天皇は生物学者だったので雑草という大まかな分類がお気に召さなかったのだろうという推定が成り立つと同時に、「雑草」という「庶民」あるいは世の中を占める大勢の人々を連想させる生物に対して十把一絡げ的な扱いをする安倍晋太郎に対して立腹したとも読めるではありませんか。あくまで限られた情報の中での私の想像ですが。

しかしこうした昭和天皇も、

ある宴会で、マレーシア大使夫人との通訳をはさんでの会話――
夫人 「宮中にはどんな鳥がいますか?」
陛下が通訳に対し小声で、
    「(鳥の名前を)言ってもいいが、英語で言えるか?」
通訳 「字引持っておりませんし、とてもアレでございます」
陛下は夫人に対し、
    「ふつうの鳥です」

「雑草」の例からして「ふつうの鳥」はないだろうがと思うのですが、これは通訳に対して面目を潰さないように気遣いをしている様子が伺えて少しほのぼのとした気持ちになれますよね。

面白いのは何と言っても田中角栄です。

大蔵大臣に就任し、大蔵省に初登庁したときの挨拶。 
 「私は小学校高等科の卒業である。しかし、いささか仕事のコツは知っている。われと思わん者は、遠慮なく大臣室へ来てくれ。上司の許可は要らない。何でも言ってくれ。できることはやる。できないことはやらない。すべての責任は、この田中角栄がとる」
 
まさに政治主導、そして新生日本がまだ若さに溢れ活力に満ちていた様子がこの短い挨拶から伝わってきます。


”安保粉砕”を叫びながらデモ行進する学生たちについて、「あの学生をどう思いますか?」と聞かれて、 
 「あの連中は日本の大事なせがれだ。今はハシカにかかってワアワア騒いでいるが、学校を出て、社会の荒波にもまれ、女房を貰って子をなせば、世の中が理屈どおりにいかないことがだんだん分かってくる。そうなればハシカも治る。・・・大学でろくに勉強もせず、女の尻を追っかけまわしていたり、麻雀で指にタコができたのよりも、あの連中のほうが使い方次第ではずっと役に立つ」

この世代ももうかなりのご年齢。社会の荒波にもまれ、世の中が理屈どおりにいかないことも充分にご存知でしょう。「世代間格差問題」でワアワア騒ぐことは期待できそうもありません。

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