2012年5月17日木曜日

Sayonara Game


大リーグ、タンパベイ・レイズとマイナー契約をした松井秀樹が現在プレーしているチームは、ノース・カロライナにある3Aのダーラム・ブルズだ。

このダーラム・ブルズは映画ファンなら憶えている人も多いと思うが、ケビン・コスナーの「さよならゲーム」(原題:Bull Durham:SAYONARA Game、1988)の舞台となったチームである。今観ても面白い(野球好きならなおさら)この映画はヒロインがスーザン・サランドン、新人の投手役がティム・ロビンス、彼はこの映画で見出され、後に「ショーシャンクの空」、「デッドマン・ウォーキング」、「ミスティック・リバー」と大ブレークすることになる。おまけにこの映画の撮影で知り合ったスーザン・サランドンとはその後約20年間も夫婦だった。

僕は今になって初めて知ったのだけれども、このチームは映画が撮影された当時はカロライナ・リーグにいて、映画の設定の3AではなくシングルA、特に"High -A"と呼ばれるクラスだったのだそうだ。この映画で全国区の知名度を得て、タンパベイ・レイズが結成される1998年に3Aになった。

もっともこんな事を知っていたところで何の役にも立たないけれども。
NYTより

ケビン・コスナーこと映画の主役クラッシュ・デービスは3Aのホームラン記録を持つベテラン・キャッチャー。3Aで記録を持つということはいつまで経ってもメジャーでプレーできないということでもある。そんな彼が流れ流れてダーラム・ブルズにやってくる。

彼が呼ばれた理由は明確だ。活躍してメジャーに上がって欲しいなんて球団関係者の誰も思ってやしない。期待されることはドラフト1位のアホな新人快速球投手を育てることだけ。

だけど、クラッシュだっていつか大リーグでプレーしたいと思っている。街を歩いていてショーウインドウに自分の姿が映ると思わずバッティング・フォームを構えてしまう。根っからの野球好きなんだ。そしてアホを相手に一仕事。また次の土地へと流れていく。

当時中間管理職なりたてで草野球に凝っていた僕には深く突き刺さった映画だった。マイナー・リーグとフランチャイズの関係とか、アメリカ人のベースボール・ライフとか、色々なことを考えさせられる映画だ。今観ても面白いと思う。


因みに、今夜はプータケット・レッドソックス戦、マイナー調整中の松坂と松井の対決となるそうだ。



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