2013年8月5日月曜日

『終戦のエンペラー』感想


映画「終戦のエンペラー」を観てきました。結論からいうと大変気に入りました。オススメです。ジブリもいいけどこれもいい。ついでに「謎解きはディナーの後で」も面白そうだなと思っています。

この周辺は以前からかなり本を読んだりTVを見たりと予備知識を持っていましたから、今更新しい情報というものは無かったのですが、それにしても演出された「映画」というメディアで小柄で華奢な昭和天皇と大男のマッカーサー元帥が対面するシーンを見せられると、どうしても大和魂がよみがえるというか、パトリオティズムが沸き起こるというか、元帥が天皇を助けようとした動機が日本統治のための合理的な理由だけでは無かったことがうまく表現されていました。この感動は観てのお楽しみです。

昭和天皇を救う根拠を探す任にある日本通の准将ボナ・フェラーズと日本人女性とのフィクションの恋愛は余分なものだという意見も多いようですが、私にはくどさも感じられずほどよく抑制され、全体のストーリーを強化する上で重要だったと思います。それに「映画」を見る上で居心地がとても良かった。

ちなみに終戦の2ヶ月前である1945年6月の米国ギャラップ調査によると33%が昭和天皇の処刑を求め、17%が裁判を、11%が生涯における拘禁、9%が国外追放するべきであると回答するなど、天皇に対するアメリカ世論は極めて厳しかったことを付記しておきます。アメリカの政治家にとっては血祭りにあげたい動機で満ちていました。


0 件のコメント: