2013年10月21日月曜日

クールジャパン戦略のレポート 国立国会図書館


クールジャパン戦略の概要と論点 国立国会図書館 
調査と情報―ISSUE BRIEF― NUMBER 804(2013.10.18.) 
鈴木絢子

このレポートは非常にわかりやすく整理されている。クールジャパン関連の海外売上がリーマン・ショック以降に低迷しているグラフや、2002年から始まりこれまで打ち出された数々の関連する政策を表にまとめてある。

また、政府が関与するターゲティング・ポリシーの有効性が疑問視される根拠とともに、実はアメリカ、英国、フランス、オランダ、韓国等でも同様の政策が採られているこが紹介されている。一読推奨。

おわりにの部分
「クールジャパン戦略は、今後拡大が期待される世界のクールジャパン関連市場において、海外需要を積極的に取り込むことで国内雇用を創出し、経済成長につなげようとするものである。しかし、コンテンツ産業の振興やクールジャパンの推進に関しては、2000年代から相次いで提言や政策がなされており、安倍内閣による成長戦略において改めてクールジャパンの推進が打ち出されたことは、これまでの成果が乏しいことの裏返しともとれる。
クールジャパン戦略の実行にあたっては、収益性や官民出資型ファンドの適切な運営、知的財産保護の問題等、課題も尐なくない。また、今後、クールジャパン戦略の政策効果を見極めるためには、クールジャパンの定義や産業の範囲を明確にした上で、信頼性の高い統計を整備する必要があるだろう。クールジャパン戦略による経済効果への期待が高まる中で、こうした課題に冷静に対処していくことが求められる。」


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