2013年12月21日土曜日

「ドイツ艦隊大自沈」(原書房)


ダン・ファンデルバットの「ドイツ艦隊大自沈」(原書房)を読了。第1次世界大戦時のドイツ艦隊のノンフィクションである。

ツァイスの高性能レンズのおかげでドイツ海軍の照準は正確だった。単艦の戦闘能力ではロイヤル・ネイビーをも凌駕したが、ジュトランド沖海戦の後は両艦隊とも保全方針を取りほぼ無傷で残った。アイレイ・モルト、ハイランド・パークとスキャパの蒸溜所が見守る中で(本文とは関係ないけれど)ドイツの休戦に応じてオークニー諸島スカパ・フローに人質として抑留されたドイツ大艦隊の行方は? 

まあ、題名に自沈って書いてあるけどね。

それにしても信じられない。沈められた艦は74隻40万トン、貨幣価値で約4400万ポンド。この話が日本ではポピュラーではないのには様々な理由があるのだと思う。英語ではなくドイツ語の話だったとか、帝国海軍の都合とか。この本は絶版につき少々高そうに見えるが、間違いなくお買い得。名著である。


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