2014年4月2日水曜日

『イギリス繁栄のあとさき』


イギリス 繁栄のあとさき (講談社学術文庫)
 川北稔著

ポスト・アメリカの次の世界はどのような世界なのだろうか。例えば中国にヘゲモニー国の交代があるのだろうか。あるいは中核地域全体が欧米からアジアに移動するのか、はたまた現状の国際分業体制である「近代世界システム」全体が崩壊するのだろうか?

後進国がかならずしも段階を追って先進国に発展するわけではない。また世の中はすべからく経済合理的に行動する「ホモ・エコノミクス」ばかりではない。ウォーラーステインの「世界システム論」や「ジェントルマン資本主義」をわかりやすく解説しつつイギリスの繁栄のあとさきに思考を巡らせる経済史エッセイが文庫本化。もちろん今の日本を考えるヒントが溢れている。

川北稔先生の本は高校生向けに書かれた『砂糖の歴史』はじめどれもとても読み易い。ぶっちぎりお奨め。


0 件のコメント: