2014年11月23日日曜日

高倉健の追悼映画と食事のシーン


高倉健さんの追悼番組として今は映画がたくさん放映されている。一昨日はDVDで「幸せの黄色いハンカチ」を観て、自分で勝手に追悼させてもらった。昨日は溜まっていた未読の本を整理しようと思っていたら新聞の番組欄にBS‐TBS「駅 STATION」があるのを見つけてしまいやっぱり観てしまった。

芝山不動尊近くの力せんべい 左が堅焼き、右薄焼き

ちなみに本日はBSジャパンで午後2時から「冬の華」がある。DVDを持っているのだからわざわざTVで観る必要もなさそうだが、やっぱりちょっと違う。途中で止めたり戻したりできないところがいいのかな。DVDだとついつい途中で止めてしまうことが多い。それはもう何度も観ているからだと思う。

映画に食事のシーンはつきものだし、だいたいどの監督も大事にする。山田洋次の「黄色いハンカチ」では、網走を出所したての健さんが駅前の食堂でビールを頼み、醤油ラーメンとかつ丼を食べるシーンが有名だ。刑務所では出ないシャバのメニューだ。むさぼるように食べる。健さんは2日間絶食してこの撮影にのぞんだのだそうだ。

降旗の「冬の華」ではやはり出所したての健さんが、組が用意してくれていたマンションに入り、家具の無い殺風景な部屋の中で、一人でトースターで食パンを焼きジャムを塗る。大きな牛乳瓶があり、一度塗ったジャムに、少し躊躇してやっぱりもう一度上からたっぷりと塗りなおす。バターナイフとトーストのすれる音が大事だ。もうひとつ印象に残っているのは、組同士の抗争の最中にカレーの出前を大量に注文するシーンだ。昔よくあった長方形の深皿にご飯とルーが半分ずつ、端に福神漬けが盛られている。それを小林亜星や組員達があわただしくほうばる。

同じく昨日TVで放映していた降旗の「駅 STATION」では、張り込み中の刑事が出前でとったラーメンをものすごい勢いで「すする」というか「かき込む」シーンがある。若き日の小林稔侍だ。出前のラーメンは冷めてすっかりのびてしまって、麺ばかりでスープが無い様子がよくわかる印象に残るシーンである。

この頃だろうか、プライベートで小林が引っ越しを決めると、健さんが2百万ほどのご祝儀をくれて、さすがに小林がそれを断ると翌日健さんは作業服を着て引っ越しの手伝いに現れたというエピソードを残している。貰っておかないと大変なことになるという話だ。ある意味非常識でもある。そんな2人も歳を重ね「鉄道員」では同僚の役を演じることになる。

また射撃部が警察の食堂で昼飯を食べるシーンも脳裏に焼き付く。クリーム色のプラスチックの食器は貧乏くさくてなつかしい。

昨日のTV番組「リーガルハイ・特別編」ではいつもの食事+フライド・チキンをぱりぱりとを音をさせて食べるシーンがあった。香ばしさとともに不健康を暗示する音でもある。要するに昨日は「駅 STATION」を観て続いて「リーガルハイ」も観てしまった。TV漬けだ。今日は溜まった本を整理しないと。書評の締切があったのにまた無駄な文章を書いてしまった。「冬の華」だけはは観ないようにしないと。でもトーストのシーンまでは観るか。

それよりも成田空港近くの芝山仁王尊の参道に今でも律儀に天日干しをしている煎餅屋があるそうだ。長駆そこまでせんべいを買いにいけば「冬の華」を観ないですむが、溜まった本の整理もかなわない。


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