2015年6月11日木曜日

次回作『日本人のための第1次世界大戦史』の連載が始まります


昨晩遅く、最終のゲラ(印刷見本)が週刊エコノミスト編集部から届きました。

いよいよ来週月曜発売の週刊エコノミストから、次回作『日本人のための第1次世界大戦史』の連載が始まります。

次回作に関してのお話は出版社からいくつか頂戴していましたが、今回は週刊エコノミストでの連載という形態を選びました。全体の詳細なプロットが出来たのが昨年秋、それから打ち合わせを繰り返してきて今日に至りました。全65話のうち30話までをすでに書き終えています。

『日露戦争、資金調達の戦い』はありがたいことに高い評価を頂戴しましたが、実は買った人(親戚や知人)の約半分がよくわからない部分があったという感想を持っています。金融のところは噛み砕いたつもりでしたが、それでも難しかったようで指摘を受けて「そうか」と納得していた次第です。

今回は編集者がエコノミスト誌の平均的な読者の立場から、ここがわかりにくいとい点を徹底的に詰めていきながら執筆しました。内容は軍事産業史、特に近代的戦艦の誕生までの技術的過程と軍事ロジスティックスを絡めた鉄道史を中心に19世紀の経済史、金融、普通選挙と徴兵制度、識字率とメディアと石油の発見(石油ランプのおかげで夕刊紙が読めるようになった)など多岐にわたります。何故か個人的な趣味の問題で編集者の大反対にもかかわらずウィスキーもよく登場します。

そのために書き終えた30話ですら、実はまだ戦争は始まっていません。サラエボの銃声までたどり着いていないのです。戦争中の話は多分20話ほどですが、それが一番第1次世界大戦を理解する早道じゃないかと考えてのことです。

日露戦争の資金調達の後は、15年戦争から第2次世界大戦のファィナンスを書こうと、データも集めたし史料も読み込みましたが、その結論が「その前に、とりあえず第1次世界大戦を知っておこうよ」ということだったのです。

楽しんでいただければと思います。

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