2017年10月24日火曜日

早稲田大学社会人講座


平日の午後なので難しいとは思いますが、まだ数席空きがあるそうです。
私が講師をやります。

早稲田大学エクステンション・センター 秋期講座 中野校
『日本人のための第一次世界大戦史』前半
毎週木曜日、15:00~16:30 10月26日から全6回

目標
・19世紀後半のグローバリゼーションについて学ぶ。
・この時代における日本の状況を知る。
・第一次世界大戦の開戦原因を探る。

講義概要
とくに日本との関係や日本からの視点をもって第一次大戦を分析し、2学期12回に分けて解説する講座の前半の6回で、開戦までを扱います。
蒸気機関や大砲の進化から始まる近代的戦艦の成立。ドイツ統一戦争を経て徴兵制度、識字率、メディア、普通選挙整備による民主主義の進展。そしてそれにともなうナショナリズムの隆盛。石油産業の勃興と内燃機関の発達と近代兵器の誕生。地政学的見地から開戦までの各種事件を分析します。


【第一回:ドイツ統一戦争】10/26
蒸気機関の発達による鉄道や軍艦の発達、また金属加工技術の発達による大砲や銃器の革新を追いながら、初めて鉄道を効果的に使用したドイツ統一戦争を追う。この戦争は独仏の確執を生み、世界大戦への原因を残すことになった。

【第二回:徴兵制度、識字率、メディア】11/02
徴兵制が確立、軍隊が近代化し教育制度が整えられる。文字を読めるようになった大衆は新聞を中心に世論を形成し、折からの普通選挙の普及によって政治に参画するようになる。戦争は指導者が誘うものではなかった。

【第三回:グローバリゼーション】11/09
19世紀後半のコブデン=シュバリエ条約、蒸気船の普及、金本位制の採用など、当時のヨーロッパで発達したグローバリゼーションについて現代のそれと比較しながら考える。グローバリゼーションは戦争を回避できたのか。あるいは原因となったのか。

【第四回:マハンと日露戦争】11/16
マハンの『海上権力史論』、マッキンダーの『歴史の地理学的回転軸』などを参考に、当時のヨーロッパ世界は何故帝国主義を信奉し建艦競争に入ったのかを考える。またその論点からの日露戦争を考える。

【第五回:石油と内燃機関】11/30
石油産業の勃興から、自動車、航空機、潜水艦などの新兵器の登場を知る。ロイヤル・ネイビーの石炭から石油への燃料転換は何をもたらしたのか。

【第六回:東方問題とサラエボ事件】12/07
現代も紛争が絶えない中東、その原因のいくつかは第一次世界大戦に発する。オスマン帝国衰退の過程は当時のヨーロッパから「東方問題」と呼ばれた。中東の歴史とそこから派生した大戦前のバルカン半島での紛争、必然として現れたサラエボの暗殺者。大戦開始までの状況を最新の知見で追う。


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